デザイン科の専門教科はほとんど少人数制かティームティーチングです。
 一人の先生が最大でも20名程度の人数を指導することになるので、きめ細やかな指導を受けることができます。(デザイン史とデザイン技術を除く)


学年 科目 内容 作品
1年 【工業技術基礎】  デザインすることの意識を高め、広く基礎的な知識技術を身につける学習をします。
 主に色彩・文字・サイン・平面構成の学習によって造形感覚と技能をトレーニングします。
【情報技術基礎】  情報技術に関する基礎的な知識を体験学習します。
 主に情報処理の原理とマナー・機器の仕組みと使用法・インターネットの理解・グラフィックソフトウェアと画像処理の基礎を身につけます。
【実習Ⅰ】  描画することを通して事物の見方と表し方を学習します。
 主に描画用具の使い方、形と明暗の捉え方、基礎的なデッサン技法を身につけ、人物・静物・風景等の描写写生などを行います。
【デザイン製図】  デザイン計画を様々な人が理解するために共通の規則に基づいた図面が必要です。その図面の読み方や表し方を身につけるために製図についての学習をします。
 図法からパース、レンダリングまでを行います。
【デザイン技術】  デザインの考え方を理解し、キャリア教育も視野に入れた授業を行います。デザインに関する基本的な知識を身につけ、デザインを学習する上での基礎を学びます。
学年 科目 内容 作品
2年 【実習ⅡA】  ビジュアルデザインは効果的な情報伝達と魅力的な表現力が必要です。そのための様々な方法と技術を学習し、実際に作品製作に応用できるようにします。班編成で平面表現の分野と写真画像の分野を交互に体験します。
【実習ⅡB】  班編成で次の2つの分野を交互に体験します。工芸や空間的デザインの分野では造形加工によって空間や素材の特性を理解し、工具の知識を身につけます。
 また、コンピュータデザインの分野ではソフトウェアの特性を理解するためにその使用法を学習し、各種のグラフィックデザイン製作に応用できるようにします。
【実習ⅡC】  印刷技術を応用した表現の可能性を探るために作品製作を試みます。各版種の原理の理解と印刷体験、印刷物の製本等を行います。
 またDTP技術によるグラフィックデザインの制作を行います。
【デザイン技術】  デザインを理解し様々な場面で応用するためには体験するだけでなく知識の整理が必要です。そのために造形心理・発想法・デザイン各分野の考え方・材料や道具と機器について学習します。
【技能実習Ⅰ】  デザインに関連する各種の資格検定の取得を目指して知識技術を学習します。主にレタリング技能検定、色彩に関係する検定、CG・グラフィックソフトウェアに関する検定を対象とします。
【デッサンA】  デザインの表現力を向上させるために基礎となるデッサン能力のさらなる充実を目指します。特に美術・デザイン関係大学等へ進学を希望する人向けです。
学年 科目 内容 作品
3年 【課題研究】  生徒のデザインに関する興味関心・進路希望等に基づいて自主的にテーマを設定し、計画的に作品制作または調査研究を行い、作品展示・報告書等で発表します。
【ビジュアルデザイン】  視覚情報伝達に関わる総合的デザインの分野では主にポスター広告等の情報伝達、サイン案内等の環境計画、パッケージ等の製品計画を行います。
【プロダクトデザイン】  生活環境に関わる総合的デザインの分野では主に工業製品のデザイン設計、インテリア・家具のデザイン設計を行います。
【プレゼンテーション】  現在の社会や身の回りの生活空間・事物に対するデザイン的な課題を発見し、それらの改善の提案を行い試作を発表します。また自分の考えをまとめ、よりよく伝達するために、パネル製作および効果的なプレゼンテーション技術について学習します。
【デザイン史】  デザイン・美術に関する歴史(人と作品)を学習します。当時の人々の考え方の変遷や技術の発達がいかにデザインと美術に影響を与えたかを理解するために解説します。
【デザイン技術】  デザインが人間の社会や生活の中でどのように役立つかを理解するために具体的な製品と技術について検討し学習します。
【立体造形】  立体的、空間的な表現の可能性を探るために各種の作品製作を試みます。樹脂による立体造形や造形装置等を製作します。
【映像表現】  動きと音のある時間的表現である映像の可能性を探るために作品製作を試みます。ビデオ編集およびアニメーション技術と表現を中心に行います。
【技能実習Ⅱ】  デザインに関連する各種の資格検定の取得を目指して知識技術を学習します。主にレタリング技能検定、色彩に関係する検定、CG・グラフィックソフトウェアに関する検定を対象とします。
【デッサンB・C】  デザインの表現力を向上させるために基礎となるデッサン能力のさらなる充実を目指します。特に美術・デザイン関係大学等へ進学を希望する人向けです。