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僕はそこらにいる只の一般人だ。RPGゲームで言う”MOB”と云うやつだ。
今、僕はしがない物書きをしている。これで生計が立てられるかと訊かれれば、僕は黙るほかない。
物書きなんて所詮は僕の自己満である。
だが、僕の周りには、僕の書いた拙い文章の校閲をしてくれる友人がいて、表紙絵を描いてくれる友人もいる。自己が満足しているのだから、他人に文句を言われる筋合いはない。
僕が物書きと云う道を何故選んだかと問われれば、それはこの未来に決まったからとしか言いようがない。
僕は今までの十数年間の記憶があるが、それと同時に最近生まれたばかりだという記憶も存在する。
僕の、というかこの世界の住人の未来は数十日に一度決まる。そして、過去は数日に一度改変されてしまう。
それでも僕の物書きと云う人生は変わったことが無い。
僕達の未来を決定させ、過去を改変させている奴の事を、人は皆「文學・藝術同好会」と呼ぶらしい。
1号館 13階 講義室
火 水 金
作品集の出版 各種文藝コンテストへの参加
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