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科学科

有意義な高校生活を送るために

 二度とない高校生活。
 有意義に過ごしながら大学へ進む道はないのだろうか?
 高校はもっと生徒の力になれないのだろうか?

 そんな問いかけから生まれた、本校の科学科。川崎市、横浜市の公立高校の中で初めて設立された歴史ある理数科です。
 1学年1クラスという少人数制を生かし、予備校には頼らずに理系難関大学への進学を目標にしています。また、本学科は英語・数学・理科の授業時間を豊富に設け、早い段階での入試対策を心がけています。
 個々に応じたきめ細やかな指導に当たることで、一人一人が充実した生活を送れるよう科学科担当教員が中心となり生徒たちを支援しています。



研究発表動画はこちら

学びあう     教えあう     助けあう

科学科の各教室にある合言葉です。
PickUP!
  1. ・2021年度 合格大学一覧を更新しました。
  2. ・2022年度の各科説明会および学校説明会の予定は、「入試情報」をご覧ください。

  3. その他、ご不明な点などございましたら、お気軽に科学科までお問い合わせください。
    科学科直通電話番号:044-511-9829
  4. ※科学科職員が対応しますが、授業等で対応できない場合(応答のない場合)は、おそれ入りますがお掛け直しください。

学習理念

科学科では他校にないユニークな実践を行っています。
大学進学を確実にするために必要な要素として、次の柱を考えました。

1.3年間を計画的に活用し、真の実力を養成する。~真の実力を養成するために
 → 授業,集中授業,強化ゼミ,学力向上支援テスト
2.進学に必要な情報を的確に提供する。~必要な情報を必要な時に~
 → 全国模擬試験の参加,進学講演会,各種受験情報の活用,進路適性検査の実施
3.自己の人間関係から、目標達成への推進力を育てる。 ~未来の自分の姿を見つめて~
 → 進路指導(面談指導) | 研究機関訪問 | 文化講演会
4.豊かな人間関係から、目標達成への推進力を育てる。 ~やりげる力を育てる環境~
 → 学習合宿 | 自習室 | 特色(39名学級,部活との両立)
この一つ一つの目標を達成するために、科学科独自の指導が生まれました。

特色

1.科学科専用フロアでの学校生活
 11階に科学科1年から3年までの教室と自習室、そして科学科準備室が集結しており、科学科の生徒全員が11階のフロアで生活しています。科学科だけの落ち着いた雰囲気の中で、下級生たちは上級生の受験に向けた真剣な学習姿勢を目の当たりにして、学習への取り組み方を学んでいきます。
 科学科準備室にあるパソコンでは、模擬試験の個人データ追跡処理なども可能となっています。
2.生徒どうしの強固な結びつき
 3年間同じクラスで過ごすため、友情も深まり、クラス一丸となって学校行事にも熱心に取り組みます。仲間とともに目標に立ち向かう充実した高校生活を送ることができます。
3.一人一人を大切にした、きめの細かい指導
 1学年1クラス39名を、10数名の科学科担当教員が中心になって指導に当たります。一人一人の個性や適性を把握して、個々に応じた進路指導と学習指導を行い、一人一人が生き生きとした学校生活を送れるように支援しています。
4.独自の指導内容
 1学年1クラスという利点を生かして、クラス単位だからできる科学科独自のきめの細かい指導や行事を数多く行っています。どれもクラス単位の内容の濃い効果的なものとなっています。
5.全員の志望校現役合格を目指す
 1年次から計画的な進路指導を行うとともに、面談を重ねて一人一人に最善の受験計画を練り上げていきます。科学科の目標は全員が志望校に現役で合格することです。
6.授業
 科学科では、大学進学に関する科目の単位数が豊富です。単位とは1週間の授業時間数に相当し、1単位多いだけで、年間で30時間分も先に進めることになります。したがって教科書の内容を無理なく速やかに消化することができます。3年生では、多くの科目で入試問題の演習の授業が展開されます。
7.特別授業~豊富な単位数をさらにパワーアップ
 集中授業   :夏休み・春休み、それぞれ直前の通常授業終了時から、休み前半にかけて午前中授業を行い、さらに先に進んでいます。

 7時間目授業 :今年度1年生で週3回実施しています。(火・木・金)。15時30分より実施しています。

 強化ゼミ   :自己の弱点を補強する目的で、希望者を対象に行われる補習授業です。
8.文理適性検査・学部学科適性検査
「なりたい職業や職種に必要な知識や資格を得られる学部・学科から逆算して決める」ことが文理・学部学科選択で1番大切なことです。適性検査等から向き不向き(適性の有無)を見極めて、適性のある職業群から探し、進路を決めて行たいものです。興味や強みを活かせる仕事や職種の方が成功しやすい(成果を出し易い)ことが統計的に証明されています。

カリキュラム

 令和4年(2022)年度 入学生からのカリキュラムとなります。
 令和3年(2021)年度までの在校生に関しては、教育課程をご覧ください。

進路指導

 全国模擬試験への参加 井の中の蛙にならない
自分の力を正確に知ることが自信への第一歩です。大手進学予備校による多様な模擬試験を計画的に受験し、自分の実力を客観的に判断する材料とします。

[2021年度実績]
 1年生・・・年 5回
 2年生・・・年 7回
 3年生・・・年13回

大学訪問

[2022年度実施予定]
 1年生・・・横浜国立大学
 2年生・・・東京工業大学

[2019年度実施予定]
 1年生・・・早稲田大学
 2年生・・・東京農工大学

 大学担当者による説明の他に、各大学に在籍している科学科の卒業生も参加して、大学の研究室や設備を見学し、またキャンパスを散策することで大学の雰囲気を直接体験することができます。

[2018年度訪問大学]
 1年生・・・明治大学
 2年生・・・東京農工大学

学習合宿

 1・2年生が全員参加で、8月に3泊4日で高尾(高尾の森わくわくビレッジ)に宿泊し学習合宿を行います。
 各科目1コマ90分の授業や無言自習を通して、友情を深めながら、自学自習の姿勢を養い、皆で励ましあいながら、頑張っていく気持を育てることを目標にしています。(1日約10時間学習します)
 1年生の多くは、この勉強合宿を大変だと感じます。しかし、3年生が実際に入学試験を受験する段階になるとこの合宿を思い出し、「この合宿を乗り越えられた自信が、入学試験直前の追い込みに大変に役立った」という生徒の声をよく耳にしています。
 課題自習とは、各教科担任から与えられた課題を、おのおのが独力で時間内に解答するという自習です。
個別自習時間の前半は、集中力を養うために一言も口をきかずに学習し、後半は教え合い学習をします。

 1年生の多くは、この勉強合宿を大変だと感じます。しかし、3年生が実際に入学試験を受験する段階になるとこの合宿を思い出し、「この合宿を乗り越えられた自信が、入学試験直前の追い込みに大変に役立った」という生徒の声をよく耳にしています。

研究機関訪問

 最先端の研究を行っている公立や民間の研究機関を訪問しています。研究現場の緊迫した雰囲気や情熱を肌で感じとり、将来の自分の姿を思い描きます。

[2021年度研究機関訪問]
 2年生は殿町国際戦略拠点キングスカイフロントを訪れ、世界最高水準の研究開発と新産業創出の現場を見学し、課題の解決や新たな価値の創造に向けて積極的に挑戦する姿勢について学びました。

[過去の研究機関訪問]
 ・NAOJ三鷹キャンパス(大学共同利用機関法人 自然科学研究機構国立天文台)
 ・川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)
 ・ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)
 ・公益財団法人 実験動物中央研究所(実中研)
 ・東京理科大学 近代科学資料館および数学体験館
 ・JAXA相模原キャンパス(宇宙航空研究開発機構)
 ・東京大学地震研究所

※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

文化講演会

 大学教授や民間研究者をお招きし、大学や企業で研究なされている内容を高校生向きにお話ししていただいています。工学系・理学系など生徒の進路に適したテーマが選ばれています。

[過去の実績]
2019年度・・・「ナノテクノロジーで創る体内病院」
 片岡 一則 先生
 川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター センター長

2018年度・・・「先人に学び、世の中に貢献できる研究をしよう-光触媒を例にして-」
 藤嶋 昭 先生
 東京理科大学総合研究院 光触媒国際研究センター 栄誉教授

2017年度・・・「人工衛星の軌道の仕事」とは?」
 青木 尋子 先生
 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 第二宇宙技術部門技術開発センター技術領域上席

2016年度・・・「大村智先生の人となりと微生物の力について」
 高橋 洋子 先生
 北里大学北里生命科学研究所 創薬資源微生物学寄付講座 名誉教授

2015年度・・・「デジタル宇宙」
 遠藤 勇夫 先生
 自然科学研究機構国立天文台 天文情報センター暦計算室)

2014年度・・・「原子レベルで物質を見る X線解析技術」
 雨宮 慶幸 先生
 東京大学大学院 新領域創成科学研究科物質系 専攻教授

2013年度・・・「皮膚再生医療の魅力」
 黒柳 能光 先生
 北里大学医療衛生学部 人工皮膚研究開発センター長

2012年度・・・「地上最高の星空作りを目指して」
 大平 貴之 先生
 有限会社大平技研 社長

進学講演会

 外部講師を招き、学年別に、進学のあり方と進学に対処する方法等、必要な受験情報を身につけます。

[講演内容]
 1年生・・・大学受験とその学習について
 2年生・・・大学入学共通テスト その内容と対策
 3年生・・・私大難関校と国立二次対策

合格大学一覧 2021年度

 生徒が高い目的意識を持ち、その目的を達成させようとする環境を学校が提供さえすれば、神奈川県川崎市内の公立高校からでも予備校に通うこともなく学校の授業だけで、行きたい大学の行きたい学部に進学できることを、今年も科学科の生徒は立証しました。

 たった1クラス40人での結果です。
 一般公立高校は6~7クラスです。他校と比較するなら、その学校の1学年のクラス数を各大学の合格数でかけてみてください。この結果がどれだけ素晴らしいか理解してくれるはずです。
 下記の合格大学一覧表が、中学3年生およびその保護者の方々の高等学校を選択する上での資料となれば幸いだと思っております。

国公立大学
大学名 学 部 学 科
秋田大学 教育文化 理数教育コース
茨城大学 農学部 地域総合農学科 地域共生コース
千葉大学 園芸学部 園芸学科
東京海洋大学 海洋生命科学部 海洋生物資源学科
東京工業大学 理学院 数学系
東京都立大学 健康福祉学部 看護学科
東京都立大学 システムデザイン学部 情報科学科
山梨大学 工学部 機械工学科
横浜国立大学 理工学部 化学・生命系学科

大学校
大学名 学 部 学 科

専門職大学
大学名 学 部 学 科

私立大学
大学名 学 部 学 科
神奈川大学 工学部 電気電子情報工学科
北里大学 海洋生命科学部 海洋生命科学科
慶應義塾大学 商学部 商学科
工学院大学 建築学部 建築学科
駒沢女子大学 人間総合学群 心理学類
湘南工科大学 工学部 機械工学科
専修大学 経済学部 現代経済学科
玉川大学 工学部 情報通信工学科
帝京大学 薬学部 薬学科
東海大学 情報通信学部 情報通信学科
東海大学 情報理工学部 コンピュータ応用工学科
東京工科大学 医療保健学部 臨床工学科
東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科
東京都市大学 建築都市デザイン学部 建築学科
東京農業大学 生物産業学部 海洋水産学科
東京農業大学 農学部 動物科学科
日本大学 生物資源科学部 くらしの生物学科
日本大学 理工学部 航空宇宙工学科
法政大学 理工学部 電気電子工学科
明治大学 農学部 農芸化学科
明星大学 情報学部 情報学科

短期大学 · 専門学校
学校名 学 部 学科




卒業生からのメッセージ

科学科 2018年卒業  椎本 喜生

横浜市立大学 医学部 医学科

大学ではこんなことを学んでいます!

 私は大学で医学を学んでいます。一言に医学と言っても、その中には生化学や分子生物学、組織学、生理学、薬理学、解剖発生学など様々なことを同時に学んでおり、毎月のようにテストを行っています。私は解剖発生学に力を入れており解剖してスケッチをするのですが、どの部位を見ても人間の神秘を感じます。また、化学を基礎とする科目が多いので、高校時代に苦労して化学を勉強したことが役に立っています。いずれの科目も難易度は高く、覚えることは多いですが、その分やりがいがあるので頑張ることができます。

科学科 2015年卒業  多田 亜彩美

お茶の水大学 生活科学部 人間・環境科学科

大学ではこんなことを学んでいます!

 自然科学という、遺跡などから発掘された化石人骨の分析を科学的に行い、人類の進化を考える、という学問をしています。現在は、人類進化や日本列島人の起源、骨学に関するクラスを履修し、基礎的な学びを深めています。また、自身の学問に関わりの深いボランティアや、研究協力のアルバイトを行うなど、課外活動にも一生懸命取り組んでいます。
 高校時代にこの学問に魅力を感じて以来、先生方に助言を頂きながら、全力で勉強に取り組みました。科学科で得た学びの姿勢を基礎に、研究生活を夢見て、日々、学んでいます。

科学科 2012年卒業  大牟礼 将人

早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科

大学ではこんなことを学んでいます!

 1年では、数学や力学などといった基礎科目や専門分野への土台となる電磁気学やプログラミングなどを学びます。2年生になると、半導体や電気機器などといった多くの専門科目を学んでいきます。電気系の学科でありながら生命系の研究室も多いことが特徴で、電気、電子、情報、生命の各分野について広く学んでいます。実験も多く設定されており、授業で学んだことを実践することで電気や生命における様々な現象の理解を深めています。 

グラデュエーションポリシー

○生涯にわたり学び続けることができる資質や能力を育みます。
○強い探究心を持ち,主体的に課題を解決していける資質や能力を育みます。
○高い学力と幅広い教養を持ち,世界で幅広く活躍できる能力を育みます。

カリキュラムポリシー

○志望する理数系大学に合格する実力を養成するため、「英語・数学・理科」の授業数に重点をおいたカリキュラムを編成します。

具体的な取り組み

○「理数探究(基礎)」の授業を通して,研究することの意義や,楽しみを学べるよう取り組みます。
○夏期に学習合宿を行い,自学自習の姿勢を育て,実力の向上を図ります。
○大学訪問・研究機関訪問・文化講演会などを通して,自分の将来の夢を明確にできるよう取り組みます。

アドミッションポリシー

○理科・数学に強く関心を持ち,継続的に学習する意志がある生徒。
○社会に役立ちたいという志を持つとともに,主体的,協働的に学び続けることができる生徒
○「学びあう」「教えあう」「助け合う」の精神を理解し,切磋琢磨し合える生徒。